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七森酒店の『七氏ブログ』
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日々のワイン日記&ワイン会の記録を綴っています
by opus77
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ぶどう栽培における環境の違い
こんばんは、店長です。

戦前のワインが長寿な理由その一です。

第二次世界大戦以前は


「ぶどう房の3分の1は腐敗して捨てられ、
3分の1は、虫に食べられ、残った
3分の1だけがワインになる」と言われましたが、


防カビ剤と殺虫剤の発達によりぶどうの
収穫量が飛躍的に向上しました。


高品質なワインが造られるためには
畑面積あたりのぶどうの収穫量を厳しく制限し
未熟なぶどうを取り除いて完全に熟した果実を
使用することが非常に重要なポイントとなります。

ピノノワールのような、色素や香味成分の薄い
黒葡萄から造られる赤ワインにおいては特に
重要な要因で、収量過多の場合は色が薄く、
水っぽいものとなりワインの長期熟成に必要な
要素が少なくなります。


昔は現在のように科学的に合成された
薬剤が無かったため、戦前のワインは天候や
環境が自然と収量制限とぶどう果の選別を
かけてたと言えますね。
by opus77 | 2012-08-30 21:37 | ワインあれもこれも日記
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