七森酒店の『七氏ブログ』
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日々のワイン日記&ワイン会の記録を綴っています
by opus77
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醸造法の違い

こんばんは、店長です。


戦前のワインが長寿な理由その二です。



現在においても世界中で生産されるワインの
90%以上はワイナリーから出荷されてすぐに
飲まれるべきであって、その後何年にも渡って
熟成し飲み頃を思案されるべきワインは僅か
数%にすぎないと言われます。


50年以上保管されているワインはその数%の
うちの一部でもともと何年も熟成を経ないと
飲み頃にならない(飲めたもんじゃない)
一部の特別なワインのみということになります。

余談ですが、ガラス瓶とコルク栓が普及する
18世紀まではワインの熟成自体が困難で
「その年に出来た新酒」こそが最高
とされていたそうです。


現代はワイン市場が当時とは比べられないほど
大きくなったため、醸造方法の飛躍的な革新
により同じレベルのグランヴァンでも出来
上がったワインをリリース後すぐに楽しむ
ことが出来るようになっています。


更に、食品衛生法が無かった当時は酸化防止に
役立つ二酸化硫黄を過度に入れていたため
ワインの酸化がゆっくりと進んだことも
考えられますが、その時代の技術で安定的に
亜硫酸水を加えることができたかどうか
勉強不足で事実確認ができておりませんので
今回はあくまで私の妄想という事に致します。
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by opus77 | 2012-08-31 21:35 | ワインあれもこれも日記
ぶどう栽培における環境の違い
こんばんは、店長です。

戦前のワインが長寿な理由その一です。

第二次世界大戦以前は


「ぶどう房の3分の1は腐敗して捨てられ、
3分の1は、虫に食べられ、残った
3分の1だけがワインになる」と言われましたが、


防カビ剤と殺虫剤の発達によりぶどうの
収穫量が飛躍的に向上しました。


高品質なワインが造られるためには
畑面積あたりのぶどうの収穫量を厳しく制限し
未熟なぶどうを取り除いて完全に熟した果実を
使用することが非常に重要なポイントとなります。

ピノノワールのような、色素や香味成分の薄い
黒葡萄から造られる赤ワインにおいては特に
重要な要因で、収量過多の場合は色が薄く、
水っぽいものとなりワインの長期熟成に必要な
要素が少なくなります。


昔は現在のように科学的に合成された
薬剤が無かったため、戦前のワインは天候や
環境が自然と収量制限とぶどう果の選別を
かけてたと言えますね。
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by opus77 | 2012-08-30 21:37 | ワインあれもこれも日記
戦前のワインが長寿な理由

こんにちは、店長です。


昨日祖母の生まれ年である約90年前のワインを
開けた際の話を致しましたが、飲み物がそのような
長い期間健全な状態をキープしていることに驚かれた
方も多いと思います。

私もこのような長い熟成を経たワインを飲むことは
はじめての経験でしたが、ブログに当時の記事が
ありますのでご参照下さい。
シャトー グリオ=ラローズ1920 @いこま亭

戦前のワインがこのような熟成期間を経ても
楽しめる理由には2点ほどあると考えられます。

1.ぶどう栽培における環境の違い
2.醸造方法の違い

明日は化学物質の発達による
「ぶどう栽培における環境の違い」
についてお伝えいたします。
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by opus77 | 2012-08-29 22:24 | ワインあれもこれも日記
ワインは旅する

こんばんは、 尚子です。


ワインは輸入品なので、多くはリーファーコンテナー
(保冷コンテナー)に保管され、船にのって日本に
やって来ます。


ワインのラベルなどに記してある年号は
実はその年に出来た「葡萄の収穫年」となります。


人が生まれる、会社が設立される、

芸能人ならデビュー何周年を記念して、

過去には某番組が始まって10周年ということで
フジテレビから注文を受けたこともありますが

ワイン専門店なので当店はヴィンテージ(年代物)の
ワインのご注文を受ける事が頻繁にあります。

ヴィンテージのワインは、長い間眠っている状態を
起こして、日本へ輸送されて来ます。
したがって、ヴィンテージにもよりますが
最低1週間から1ヶ月間は立てた状態で、セラーに
保管しておく必要があります。

きちんとトラベルダメージから回復したワインは
本来の味わいで飲むことができます。


ヴィンテージといっても色々で、3年前のものから
80年前のものまで様々です。

通常店長は、こういったワインの場合、理想は
3ケ月前にはご注文して欲しいといっています。

理由は、①探すまでに時間がかかる ②輸送期間 
③到着してからの保管時間 です。


今から4年前、大きいおばあちゃんの米寿の
お祝いをする為に、大きいおばあちゃんの生まれ年
である、1920年のワインを店長の義兄がオーダー
してくれました。

この時オーダーを受けたのは、2ヶ月前位で
ラッキーな事にワインは長熟で真価を発揮する
ことで信頼の置けるメドック2級シャトーの
グリュオ・ラ・ローズが早めに見つかりました。
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うちのお店に到着してからすぐ、お祝いをする
レストランに持参し1ヶ月間そこのセラーに
立てて保管してもらいました。

古いワインであればあるほど、トラベルダメージ
を受けるので輸送で荒れた感じを落ち着かせる
必要があります。

10年ものでも、最低は1週間はボトルを立てて
落ち着かせたほうが本来の味で飲めます。

こうしてみると、ワインは取り扱いが面倒な
女優のようですね。
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by opus77 | 2012-08-28 23:36 | ワインあれもこれも日記
マグライトについて
こんにちは、店長です。

皆様、マグライトはご存知でしょうか?


パッと思い浮かぶのはアウトドアで夜間に
活動する際に活躍する懐中電灯です。
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私がこのツールを手に入れたのは
フロッグス・リープで醸造体験をしていた時です。

なぜそれが必要だったのかは後日醸造記
としてお伝えいたしますが

帰国してワインショップを始めてからも
ワインセラーで商品を探す際の照明として
赤ワインのボトル下から照らして澱や中身の
状態を確かめるといった事に大活躍してきました。

本日電源を入れてみると全く点灯しないので
これはいつもの電池切れかと考え交換しましたが
全く点灯する気配は無し・・・。

残った選択肢は電球ということでバラしてみると
電球の先が銀色になっていました。

スポーツ専門店に行けば買えるとは思いましたが
多忙でアマゾンのサイトを覗いてみると
レビューに電池の蓋の裏に替え電球があるという
コメントを見かけました。

ホントかよ

と思いつつも蓋を開けてバネを取り除くと
替え球が用意されているではありませんか!
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いざというときの為に替え球が内蔵されている
ところは流石だと感動いたしました。



でもアウトドアでこのこと知らなかったら
いざというときに途方に暮れますよね(苦笑)
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by opus77 | 2012-08-27 19:20 | ワインあれもこれも日記
中国人実業家によるブルゴーニュ老舗シャトー買収について
こんにちは店長です。


数日前にWEBニュースで知りましたが
続報を見て気になる記述を見かけました。

買収されたドメーヌはシャトー・ド・ジュブレー・
シャンベルタンという12世紀に建てられた歴史ある
シャトーですが、品質の方はというと観光客向けの
凡庸なものだったと思います。

このシャトーを買収したマカオの大富豪は、
生産をドメーヌ・ルソーに委託したことを
公表したそうです。

ドメーヌ・ルソー(Domaine Rousseau)と聞いて
思い浮かぶのはやはりシャンベルタンのTOP
生産者アルマン・ルソー(Armand ROUSSEAU)
なのではないでしょうか。

腕前の方は折り紙つきの凄腕だけにこの大富豪の方は

「金は出すけど口を出さない」運営を

されることを願っております。
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by opus77 | 2012-08-26 15:59 | ワインあれもこれも日記
『名物 と 名前の有名なワイン』
こんにちは、尚子です。


地方で有名な名産物ありますよね

例えば、浜松の 『うなぎ』とか
大阪の 『たこ焼き』 なんかです。

旅行に行って、地方の名産物を食べることは
旅の一番のお楽しみイベントのひとつ。
なのに外した事ありませんか?
私は何度もそんな経験があります・・・。


実はワインにも同じような事があるのです。


名前ばかり有名になりすぎて、ラベルを見て
これ買っとけば安全みたいな誤解です。

例えば、白だと「シャブリ」、赤だと「シャンベルタン」
あと、イタリアの「キャンティ」や、「バローロ」等です。


ワインは「誰が造ったかが一番大事」

これらはワインの名前は凄く有名なのですが
買う時にラベルを見て『誰が作ったか』を
きちんと見て買ったり、信頼のおけるショップで
店員さんに話しを聞いて購入しないと、外す確率
の高いワインと言えます。

特に安く売っている、これらのワインを買う時は
注意が必要です。


そうそう、チーズもそうですよね。

カマンベールやゴルゴンゾーラなどは
有名ですが、美味しくなかったなんて事あります。
ワインと一緒で、だれが造ったチーズなのかを
きちんと見て買わないとダメですね。
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by opus77 | 2012-08-25 17:21 | ワインあれもこれも日記
『カリフォルニア ワイン醸造記その2』
アメリカに行ったら外人ばかりだから
英語が上達するぞおおお 

と意気込んで行ったら仕事先の同僚は男臭い
アミーゴたちに囲まれて、普段の会話に使えない
スペイン語の下品な単語をいっぱい覚えて
帰ってきた店長です。こんばんは・・・。


アミーゴ達は見かけによらず勤勉で
毎日せっせとワイン造りに励んでおりました。

なのにランチの時間や仕事が終わったら
決まって冷蔵庫で冷たく冷やした
セルベッサ(BEER)をワイナリーの庭に植えてある
ライムを入れてラッパ飲みで飲んでおりました。

ワインを造ってるのならそっち飲もうよと思いつつも

「コージ、ワインなんて飲んでたらダメになるゾ (´^ω^)つコロナ」

と勧められます。


でもあちらのカラッとした気候の夏にはよく冷やした
水のような味わいのビールは美味しいんですよね~。

オーナーのJohn Williams氏もコロナをよく飲んでました。

なんか久しぶりにアウトドアでコロナをラッパ飲みしたくなってきました。
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by opus77 | 2012-08-24 22:52 | ワインあれもこれも日記
カリフォルニア ワイン醸造記その1


こんばんは、店長です。

アメリカの農業はとても大事な産業のひとつですが
アメリカ南西部ではその多くが60万人を超すメキシコ
人達なくしてはありえないということはご存知でしょうか?


当店のホームページや、リアルワインガイドでの
ショップ紹介に記載されているのでご存知の方も
お見えかと思われますが、私は10年前にカリフォルニアの

【フロッグス・リープ・ワイナリー】

にて収穫と醸造の体験をいたしました。

当時私は親しい人向けにメールマガジンを配信
しておりましたので読み返してみると
以下の様な記述が見られました。


葡萄を荷台から降ろす→計量→選果→プレス
(白葡萄は残りがカラカラになるまで絞るので
すごい時間がかかる)→コンベアの掃除→絞り
カスの排除→タンク内部の掃除と続くのですが、
収穫期は農業ゆえに天候と熟し具合がその日の
収穫量を決めるので、
9時まで長引くこともあれば昼過ぎにも破砕の
仕事が終わることもあります。
(引用ここまで)

ナパに行くまでの3年間ワインショップで勤務を
しておりましたので夏でも店内、ワインセラー共に
冷房がガンガンに効いた夏の日中を過ごしていた自分
には厳しい気候状況でしたが、共に働いていた
メキシコのアミーゴたちとの陽気なコミュニケーション
のお陰で何事も無く乗り越えることができたと思います!
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長くなりそうなので明日に続きます(;´Д`)
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by opus77 | 2012-08-24 00:58 | ワインあれもこれも日記
郡上八幡城
七森酒店店長です。

facebookを通じて再会した高校の友人の投稿を見ながら
小学生の頃より日本の城、神社仏閣を見て回る趣味が復活した
今日この頃です。

七森酒店は私で三代目となるのですが、今は亡きお祖父さんは
多忙な両親に代り一年に数度旅行に連れて行ってくれました。

当時の自分といえば多分に漏れずガンプラやらキン消し
ファミコン、切手集め、ご当地の牛乳のフタ集めw
などを趣味としておりましたが、祖父が連れて行ってくれる
日本各地の観光名所を巡るにつれなぜかそれらとリンクするところが
あったのでしょうか子供ながら

五重塔、庭園、鎧、仏像、城郭 
ナニコレカッコいいモードに入ったのでしょう

当時図書館でマンガ日本の歴史を読んで

「ヒデヨシさん泣かせるねえ」などと中世の世界に
のめり込んでいった覚えがあります。

話は冒頭に戻りますが、その友人の投稿を見るにつけ
自分京都奈良や仙台、岡山連れて行ってもらったけど
まだまだ魅力的な場所に行ってない、見たい知りたい的な
願望がふつふつと湧いてきて昨年からまずは近場の名所

手っ取り早いお城から巡ろうと暇を見つけては行くように
しております。

先日は高速道路のおかげで一時間もかからずに行ける
郡上八幡のお城へ出かけてきました。
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お昼を食べたのは郡上では一軒しか無いという
荘川村スタイルの本格的な蕎麦を出しているお店。
それについては後日アップさせて頂きます。
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やはり城があると町が締まりますね。今も昔も変わらない圧倒的な存在感。

戦後建て替えられたとはいえバブル以前の木造建築で当時を偲ばせるには十分の
一見の価値ある風体です。

街並みも趣があり徹夜踊りなどがない時期でも訪れてみてはいかがでしょうか。
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by opus77 | 2012-08-23 10:00 | 日々の雑感
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