Links
|
3週間前にドゥラモットの社長に
話をお聞きした際に 「個人でセラー熟成させるとしたら どのような方法をお勧めされますか」 「サロンが生産されないミレジメの 葡萄はドゥラモットのどのキュヴェ に使われるのですか」 「親会社のローラン・ペリエの影響力は」 など多くの質問に答えていただきましたが 最後に 「有名人で誰かドゥラモットを愛飲 している人がいたら教えて下さい」 という愚問に答えて頂きました。 「特にそのような人は特に居ない」 「だけど"ドゥラモット"は ワイン業界のジャーナリストに ファンが多くいるのは事実です」 フランス語でQualitetprix(カリテプリ) 品質(Qualite)に対して価格(prix)が安い ということを指す言葉がありますが 内情をよく知るジャーナリストに 愛飲されているということはドゥラモット が真にカリテプリなシャンパーニュだと いうことを表す証拠だと考えます。 余談ですが、誰かが教えた名古屋弁で 自社のシャンパーニュを 「どえりゃーもっと」 とダジャレを言っていたのはチャーミングでした(笑) #
by opus77
| 2012-10-04 23:09
| ワインあれもこれも日記
本日はブルゴーニュといえば 真っ先に頭に浮かぶインポーター のラック・コーポレーション社の 試飲会に出かけてきました。 ギガル、ラングロワ・シャトー など定番に加えてズラッと並ぶ 2010年ブルゴーニュの並行 テイスティングは勉強になりました。 個人的な感想では、このミレジムは 本来の果実味に対して抽出が強い いわゆる濃厚で樽の強いドメーヌの ものよりはその年のスタイルを 受け入れて綺麗に造っているところの ワインが好ましいと感じました。 (2009ヴィンテージはバッチリ ミレジメの性質に合っていたのですが) その他定番シャンパーニュの ドゥラモットをまたまた4種類試した のですが、先日社長にお会いした際に 面白いネタを聞いてきたことを 思い出しました。 明日の日記でお伝えしますね。 #
by opus77
| 2012-10-03 23:54
| ワインあれもこれも日記
この季節は各インポーターの 試飲会ラッシュが続きます。 本日は自然派と呼ばれるワインをメインに 取り扱うインポーターが8社集まるイベントに 参加してきました。 100種類以上を試飲しましたが以前に比べると 変な香りや色調のビオワインは少なくなってきた という印象を持ちました。 これはただ単に造りが無添加であることが 重要で、美味しさを求めず、思想や信念で 飲まなければならないという呪縛から飲み手が 逃れつつあることを表しており非常に好ましい 状況に向かっていると思われます。 自分たちの役割はマーケティングとしての オーガニックやビオディナミといった言葉に頼る 事無く本当に美味しい、出自の確かな ワインを皆様にお届けすることだと考えます。 そんな中で本日の試飲会での 発見は、今更ながらと言われる かも知れませんが、表題の キュヴェ・デ・フー (愚か者たちのワイン) という異色のワインを造る ボージョレの異端児 ジャン・クロード・ラパリュ Jean=Claude Lapaluの ACボージョレ、ブルイィでした。 フィネスのある好ましい造りに 進化していることが確認できました。 上級キュヴェのワインはすっかり 高値となってしまいましたが こちらは当時とさほど変わらず 取り扱うことができます。 ボージョレにはガメイという 品種が使用されるのですが ガメイのもつネガティブな 印象を覆す素晴らしい品質の ボージョレです。 他にはジャック・ラセーニュ Jacques Lassaigneという ぶっ飛びのシャンパーニュを 初めて試すことが出来ました。 今日の印象では ジャック・セロスのような 酸化熟成のニュアンスのある スタイルに感じました。 #
by opus77
| 2012-10-02 22:15
| ワインあれもこれも日記
ワインは醸造され瓶詰めされてから、 ショップに届くまでに少しずつ熟成 していきます。 中には10年 20年と熟成させて 美味しくなるワインもあるので、 『ワイン = 熟成』 と一般的には思われていると思います。 うちの店長、熟成させるのはワインだけでなく おかしな物まで熟成させるんです。 店長こだわりの熟成は私がおやつに買ってきた スナック菓子やせんべいを当日には手を付けずにまず 袋を全開に開けて、2日ほど放置させ、その時々の熟成 (しけ具合)によりさらに放置するというもの。 私には全然理解できない食感なのですが、店長曰く 『この熟成感なくしてスナック菓子は語れん』 などと言います。 こんなおかしな食べ方、この人くらいですかね? #
by opus77
| 2012-10-01 21:43
| ワインあれもこれも日記
ワインは飲み物ですが 背後にはちゃーんと隠れ ているものがあります。 昨夜は当店のワイン会でした。 毎回参加頂いたみなさんに、 それぞれのワインの感想や 好みなどを言って頂いてから ワインをご開帳します。 このご開帳に至るまでが 各々のこれまで飲んできた ワインの経験や知識 そして味覚などをフル稼働させて 『僕はこの白ワイン物凄く好き この香りが最高』とか 『私は華やかで優しいロゼが好き』とか 『この2本目の赤は癖があって、苦手』 などなど、色々な意見が 飛び交います。 そして皆さんがご自身の意見 を言い終わるとワインリストが 配られ、ワインボトルが出てきます。 その時の 『おぉ、当たった』 『えー思ったのと全然ちがうー』 と色んな反応があり、改めてもう 一度自分好みのワインをグラスに 注いで飲んで感想を言い合います。 ご開帳されたラベルを見てから 『なんか美味しくなってきた』 という意見もあったりしますが いーんです。 ラベルもワインの味わいのひとつですから。 ワインは目に見えるものですが ワインをよく知る方もビギナー の方も『ワイン』を通じて 繋がってるように見えます。 知識はあればあった方が楽しい ですが、よく分からなくても 好き嫌いで、ご自分の好みを 発見できるのもワイン会の良い所です。 一度に7種類のワインを飲み 比べる事は、自宅などでは なかなか難しいと思いますが こういったワイン会だと 色んな方の意見が飛び交い 自分の好みも見つけられる そしてここはワインを通して 人と人がつながり会える場所です。 ワイン会するたびに 『ワインって人を繋ぐ接着剤みたい』 と思います。 #
by opus77
| 2012-09-30 21:34
| ワインあれもこれも日記
|
プロフィール
岐阜県でワインショップを営む店長夫妻がワインと食を中心とした日常を綴っています。
お店のHPはこちらになります。七森酒店 カテゴリ
以前の記事
2017年 02月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 05月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ブログジャンル
検索
記事ランキング
ライフログ
その他のジャンル
ファン
ブログパーツ
画像一覧
|
ファン申請 |
||