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七森酒店の『七氏ブログ』
nanawine.exblog.jp
日々のワイン日記&ワイン会の記録を綴っています
by opus77
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物書きに愛飲されるシャンパーニュ
3週間前にドゥラモットの社長に
話をお聞きした際に


「個人でセラー熟成させるとしたら
 どのような方法をお勧めされますか」

「サロンが生産されないミレジメの
 葡萄はドゥラモットのどのキュヴェ
 に使われるのですか」

「親会社のローラン・ペリエの影響力は」

など多くの質問に答えていただきましたが

最後に

「有名人で誰かドゥラモットを愛飲
 している人がいたら教えて下さい」

という愚問に答えて頂きました。

「特にそのような人は特に居ない」


「だけど"ドゥラモット"は
 ワイン業界のジャーナリストに
 ファンが多くいるのは事実です」


フランス語でQualitetprix(カリテプリ)
品質(Qualite)に対して価格(prix)が安い
ということを指す言葉がありますが
内情をよく知るジャーナリストに
愛飲されているということはドゥラモット
が真にカリテプリなシャンパーニュだと
いうことを表す証拠だと考えます。


余談ですが、誰かが教えた名古屋弁で
自社のシャンパーニュを

「どえりゃーもっと」

とダジャレを言っていたのはチャーミングでした(笑)
物書きに愛飲されるシャンパーニュ_b0075625_00570.jpg

# by opus77 | 2012-10-04 23:09 | ワインあれもこれも日記
2010ブルゴーニュ

本日はブルゴーニュといえば
真っ先に頭に浮かぶインポーター
のラック・コーポレーション社の
試飲会に出かけてきました。

ギガル、ラングロワ・シャトー
など定番に加えてズラッと並ぶ
2010年ブルゴーニュの並行
テイスティングは勉強になりました。

個人的な感想では、このミレジムは
本来の果実味に対して抽出が強い
いわゆる濃厚で樽の強いドメーヌの
ものよりはその年のスタイルを
受け入れて綺麗に造っているところの
ワインが好ましいと感じました。
(2009ヴィンテージはバッチリ
ミレジメの性質に合っていたのですが)


その他定番シャンパーニュの
ドゥラモットをまたまた4種類試した
のですが、先日社長にお会いした際に
面白いネタを聞いてきたことを
思い出しました。

明日の日記でお伝えしますね。
2010ブルゴーニュ_b0075625_2354540.jpg

# by opus77 | 2012-10-03 23:54 | ワインあれもこれも日記
愚か者たちのワイン

この季節は各インポーターの
試飲会ラッシュが続きます。

本日は自然派と呼ばれるワインをメインに
取り扱うインポーターが8社集まるイベントに
参加してきました。

100種類以上を試飲しましたが以前に比べると
変な香りや色調のビオワインは少なくなってきた
という印象を持ちました。

これはただ単に造りが無添加であることが
重要で、美味しさを求めず、思想や信念で
飲まなければならないという呪縛から飲み手が
逃れつつあることを表しており非常に好ましい
状況に向かっていると思われます。


自分たちの役割はマーケティングとしての
オーガニックやビオディナミといった言葉に頼る
事無く本当に美味しい、出自の確かな
ワインを皆様にお届けすることだと考えます。


そんな中で本日の試飲会での
発見は、今更ながらと言われる
かも知れませんが、表題の

キュヴェ・デ・フー
(愚か者たちのワイン)

という異色のワインを造る
ボージョレの異端児
ジャン・クロード・ラパリュ
Jean=Claude Lapaluの
ACボージョレ、ブルイィでした。
愚か者たちのワイン_b0075625_22124017.jpg
以前に比べると力が抜けて
フィネスのある好ましい造りに
進化していることが確認できました。

上級キュヴェのワインはすっかり
高値となってしまいましたが
こちらは当時とさほど変わらず
取り扱うことができます。


ボージョレにはガメイという
品種が使用されるのですが
ガメイのもつネガティブな
印象を覆す素晴らしい品質の
ボージョレです。

他にはジャック・ラセーニュ
Jacques Lassaigneという
ぶっ飛びのシャンパーニュを
初めて試すことが出来ました。

今日の印象では
ジャック・セロスのような
酸化熟成のニュアンスのある
スタイルに感じました。
# by opus77 | 2012-10-02 22:15 | ワインあれもこれも日記
熟成 いろいろ

ワインは醸造され瓶詰めされてから、
ショップに届くまでに少しずつ熟成
していきます。

中には10年 20年と熟成させて
美味しくなるワインもあるので、

『ワイン = 熟成』

と一般的には思われていると思います。


うちの店長、熟成させるのはワインだけでなく
おかしな物まで熟成させるんです。

店長こだわりの熟成は私がおやつに買ってきた
スナック菓子やせんべいを当日には手を付けずにまず
袋を全開に開けて、2日ほど放置させ、その時々の熟成
(しけ具合)によりさらに放置するというもの。

私には全然理解できない食感なのですが、店長曰く

『この熟成感なくしてスナック菓子は語れん』

などと言います。

こんなおかしな食べ方、この人くらいですかね?
熟成 いろいろ_b0075625_21425720.jpg

# by opus77 | 2012-10-01 21:43 | ワインあれもこれも日記
ワインは接着剤?

ワインは飲み物ですが

背後にはちゃーんと隠れ
ているものがあります。

昨夜は当店のワイン会でした。

毎回参加頂いたみなさんに、
それぞれのワインの感想や
好みなどを言って頂いてから
ワインをご開帳します。


このご開帳に至るまでが
各々のこれまで飲んできた
ワインの経験や知識
そして味覚などをフル稼働させて

『僕はこの白ワイン物凄く好き この香りが最高』とか

『私は華やかで優しいロゼが好き』とか

『この2本目の赤は癖があって、苦手』

などなど、色々な意見が
飛び交います。


そして皆さんがご自身の意見
を言い終わるとワインリストが
配られ、ワインボトルが出てきます。


その時の
『おぉ、当たった』
『えー思ったのと全然ちがうー』

と色んな反応があり、改めてもう
一度自分好みのワインをグラスに
注いで飲んで感想を言い合います。

ご開帳されたラベルを見てから
『なんか美味しくなってきた』
という意見もあったりしますが

いーんです。

ラベルもワインの味わいのひとつですから。


ワインは目に見えるものですが
ワインをよく知る方もビギナー
の方も『ワイン』を通じて
繋がってるように見えます。


知識はあればあった方が楽しい
ですが、よく分からなくても
好き嫌いで、ご自分の好みを
発見できるのもワイン会の良い所です。


一度に7種類のワインを飲み
比べる事は、自宅などでは
なかなか難しいと思いますが

こういったワイン会だと
色んな方の意見が飛び交い
自分の好みも見つけられる

そしてここはワインを通して
人と人がつながり会える場所です。

ワイン会するたびに

『ワインって人を繋ぐ接着剤みたい』

と思います。
# by opus77 | 2012-09-30 21:34 | ワインあれもこれも日記
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